この業界のお仕事のやりがいについて教えていただけますか。

　直接「ありがとう」と言ってもらえることだと思います。僕の弟が東京で大手の物流の企業で働いているのですが、お店に品物を卸すので、自分が卸したものを食べている消費者さんとの接点がないから直接ありがとうと言われる機会がないという話になりました。
　それを聞くと、直接感謝の言葉を伝えてもらえることがこの仕事のやりがいだと思います。

患者さまと直接関わる際に最も意識していることは何ですか。

　産後の骨盤矯正と妊活をメインでやっているので、そもそも男性だから妊娠や出産を経験していないのに大丈夫？と思われるのが当たり前だと思っています。

　だからこそ、常にインプットとアウトプットは大事にしています。常に新しい情報を入れて勉強しておかないと、不妊治療などでお薬の話になったときなどに、知識がなければ信用が落ちてしまいます。
　自分が経験できない分野だからこそ、より学ばなければならないという想いは強いかもしれません。スポーツ外傷等だったら、自分の経験談で話をすることができる部分もあるので、新しく学ぼうとすることは少なかったかもしれないです。

産後のママさんが安心できる場所や居心地の良い場所をつくるために特に心がけていることはありますか。

　基本的には何でもしていただきたいという気持ちです。何してもいいよと受容することで安心してもらうことを心がけています。
　当院では、2階におむつを替えるスペースを設けたり、ミルクを持って来ていただいたら受付スタッフがミルクをあげたりもします。

　この時間しか予約が空いていないけどミルクの時間だから行けない、というような状況を無くしていきたいと思っていて、いつでもお越しいただける環境を心がけています。

赤ちゃんや子どもと関わる際に気を付けていることはありますか。

　赤ちゃんや子どもに対してではなく、家庭への配慮ということになるかもしれませんが、自分の価値観で決めないことですね。

　院内で子どもにYouTubeを見せるにしても、見せたくないというご家庭もあります。また、例えば、3歳児同士でかぶったときに、片方は家からお菓子を持ってきているけどもう片方は持ってきていないということもあります。
　お菓子自体は当院でも用意してあるのですが、お菓子を食べさせていないご家庭もあり、渡していいかということは一旦確認するようにしています。自分にとっては当たり前のことでも一つ一つ丁寧に確認を取るようにしています。

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安佐南orizuru骨盤接骨院【PR枠】