今後の夢や目標を教えてください。

　今までの目標もこれからの目標も、来てくださる患者さまを少しでも良くすることです。
　この業界だったら日本一を目指します！海外進出をします！5年で100店舗！みたいな目標を掲げる人も多いのですが、あまり大それたことを言うのは好きではないので（笑）

　少子化ということは一つ事実としてあって、もしかしたら、いくつもある中の要因の一つに産後のつらさや出産できつい思いをしたことが含まれるかもしれません。
　その部分を少しでもフォロー、ケアができて、2人目、3人目を考えてもいいかなと思ってくれる方が、1人でもいいから増えてほしいと思っています。

　来てくださる患者さま一人一人と向き合いながら、結果として、少子化に対して歯止めとまではいかなくても、何かお手伝いができたらと思っています。

店舗拡大などは考えていらっしゃるのでしょうか。

　ママさん世帯が増えている東広島市や廿日市など、ママさんが集まっている場所への拡大も視野に入れたいですが、店舗拡大が優先ではないと思っています。
　何店舗も出すことが目標ではなくて、スタッフが育てばキャリアアップのステージとしたり、産後のママさんが多くて大変な地域があったりすれば出していこうかなぐらいの気持ちでいます。

　自分は一人しかいないので、産後のママさんに対して自分と同じような価値観を持つスタッフが育たなかったら、新しい店舗は出さないと思います。
　産後のママさんと誠心誠意向き合うことが一番大切だと思っています。

藤本代表は産後のママさんに出会って大きく変化されたと思うのですが、これまでの価値観とは異なる新しい道にチャレンジするときに、変化を恐れて動けない若者にどんな声をかけますか。

　何でもやってみたらいい！だと思います。いくらでもやり直しは効くと思うので。
　僕も産後の方をメインにすることは不安だったので、産後をメインにしようと思いながらも、他の時間を使ってスポーツ外傷を学んでいました。

　完全に振り切らなくてもいいので、やってみたいな、自分がワクワクするなと思う方をメインでやりつつ、万が一違ったらという保険で、大変かもしれないけど二兎を追っていけばいいと思います。
　完全にどっちかに決める必要はないと思いますし、そうすればチャレンジしやすいです。

最後に学生に向けてメッセージをお願いします。

　休みなく働かされるのはよくないと思いますが、いろいろチャレンジしていく中で、結果として寝る間も忘れるぐらいそれに集中して、働きすぎたと感じる仕事に出会うことはいいことかなと思います。

　どちらも休んでいないという結果は同じなのですが、誰かから言われて休む間もなく働かされているのではなく、自ら働いた結果として休みがなかったというくらい何かに没頭できるのは幸せなことだと思います。
　そんな仕事に出会うためにいろいろなことにチャレンジしてほしいなと思います。

　僕も休みは少ないのですが全く苦痛ではないので（笑）嫌だなとか仕事行きたくないなとか思ったことは本当に一度もないし、休みが欲しいと思うこともないです。

　また、社会に出たら同僚や取引先、お客様（患者様）など人間関係の構築がとても重要になってくると思います。
　一言メッセージで書かせていただいた言葉の意味としては、天に星があるのも、地に花が咲いているのも、忙しいと気に留めないくらい当たり前のことですが、でもそれがあればちょっと幸せな気持ちになると思います。
　何も特別なことをしなくてもよいので、天に星や地に花があるのと同じように、当たり前に人に愛情を持って接することができる人間になってください。私も頑張ります！

インタビュアーより

記事には入りきらなかったのですが、藤本代表が大事にされている「雪に耐えて梅花麗し」ということわざがとても印象的でした。スポーツ外傷から産後の骨盤矯正へと変化を恐れず新たな道を切り拓いてこられた、これまでの苦労や努力が伝わってきました。

自分は4月から社会に出て働くことに不安を抱えていたのですが、休みがなくても、休みたいと思わないくらい楽しんで仕事をしていらっしゃる藤本代表のお話を聞いて、将来に対してとても前向きな気持ちになれました。

藤本代表、この度はお忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。

永海知夏

　

会社概要

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