大学時代はどんなお考えをお持ちでしたか？

　大学生の頃は会社を作ろうとかは考えていなかったです。建築学科を卒業して、地場(広島)のゼネコンに就職しました。
　広島のゼネコンだったので、設計、営業、工事の管理などさまざまな業種に挑戦し、お客様・お得意様と触れ合う機会いただきました。大きなゼネコンだと一つの業種をやり続けることになったと思いますが、良くも悪くも1人でいろんなことを経験できましたね。

その中で起業しようと思ったのはどんなタイミングでしたか。

　ゼネコンで一通りのことは経験させていただいたので、37歳の時に、起業しようと決断しました。
　当時は”起業してみたい”という夢・好奇心で会社を飛び出しました。しかし子供もいたので、生活をしていくことに必死になる日々でどん底からのスタートでした。

　自分の中では、ある程度の設計・工事に関して知識があったので自信がありました。
　しかし、仕事を受注できなかったり、受注できてもうまく仕事を遂行できなかったりした時に、初めて会社の看板で仕事をさせてもらっていた・自分にできることは限られていると痛感しました。

　当然、会社を運営するにあたって必要な会計・経営の知識は全く有りませんでした。

その中での起業初期はどのように過ごされていましたか。

　初めの3年間は24時間365日必死で仕事をしていました。朝7時から夜中の3時まで、正月も関係なくひたすらです。
　内装工事などもあれば、それこそ引っ越し・飲食店の手伝いまでもしていました。自分に出来る仕事ならなんでもやっていました。(笑)

　その中で、自分の名前には何も保証がないことを知り、力のなさを痛感しました。

ハードな毎日の中どんなことを考えていたのでしょうか。

　”なんのために起業したのか”、”なんのための人生なのか”を考えるようになりました。

　考えるようになったきっかけは、経営者同士の勉強会などに誘っていただいたことです。経営者仲間がちょっとずつ出来ていき、仲間からどうやって会社を運営しているのかなどを聞くようになりました。
　そこから、”会社”とは、”仕事”とは、を考えるようになりました。その時に今まで自分のために仕事をしていたことに気付きました。

会社概要

クリエイティブ・エージェント株式会社 【PR枠】