仕事のやりがいや、やってよかったと思う瞬間を教えてください

　お客様に喜んでもらえたときです。
　飲食店は接客業のため直接お客様から来てよかったと言ってもらえることもあり、そういったときにやりがいを感じます。
　しかしフィットネスジムの方は無人で逆に接客がないため、どうやってお客様に満足してもらうか難しく、悩みながらいろいろやっています。

　せめて店内を綺麗にしておくとか、ストレスなく過ごせるように順番待ちを改善するなど、そういうことを考えるのが楽しいです。またジムの経営は初めてで、ノウハウもわかっていなかったので、常連のお客様と話をしながら相談しています。
　お客様も意見を取り入れてもらえたら嬉しいし、私も喜んでもらえるとやってよかったと思うので、そういうコミュニケーションをとるようにしています。

創業から続く経営理念は社長にとってどういう存在ですか。

　実は変えたいなと思っています。腑に落ちていないわけではないのですが、自分で作ったわけではないので、もっと今の私たちらしい色を出していきたいです。
　理念は変えなくてもいいかもしれないけど、長期的な目標を作って社内で共有しながら成文化したいと思っています。

今後の目標や課題はありますか。

　フィットネスジムをはじめて9か月目なのですが、ある程度見通しも立ってきたので、広島の中で店舗を広げていきたいと思っています。

　飲食業はかなり厳しいと感じる部分があり、食材の原価や人件費も上がっていますし、求人募集をかけてもなかなか採用できなかったりもするのでそこは課題ですね。
　もちろん今ある店舗はやっていくつもりですが、ひとまずは新しいフィットネスジムの方を伸ばしていきたいと考えています。

若者へのメッセージをお願いいたします。

　学生だとアルバイトをしている人が多いと思いますが、単にアルバイトとして働いて給与をもらいにいくのではなくて、このお店はこうやって回っているのだなとか、学びを得てほしいです。

　せっかくお金を貰いながら働くのであれば、自分だったらもう少しこうするのにと思うこともあるかもしれないし、自分が成長する場にしてほしいですね。例えば、サラリーマンとして会社に勤める人にも、経営者になりたいと思っている人にも役立ちますし、社会に出るときに必ず活きてくると思います。

　アルバイトに限りませんが、生活の中で視野を広げておいた方がいいと思います。

インタビュアーより

「どうせやるなら楽しみたい」という言葉が印象に残りました。

コロナ全盛期の苦しいときに会社を継がれて、フィットネスジムの運営や学童保育など様々なことに挑戦されている福田社長の言葉だからこそ心に沁みました。

私自身、苦手なことはつい敬遠したり後回しにしたりする癖があるのですが、嫌々するのではなく楽しむ、そして学びを得るという気持ちを持ってこれから様々なことに挑戦してみようと思います。

この度はお忙しい中貴重なお時間をありがとうございました。

難波ひなの

　

会社概要

株式会社フクダ・グローバル【PR枠】