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株式会社インフィニティ 代表インタビュー02
個性を持って主体的に仕事がしたいと思ったきっかけと、イイ会社を増やしていこうと決意するまで
- 2020/12/3
「顧客の幸せを最大化するコンサルタントを目指して」
株式会社インフィニティ
田原 実 代表取締役
大学卒業後の進路について教えてください。
就職環境が良かったので大企業への就職も考えたのですが、横浜での生活を経験したことで広島以上の都会に行きたくなりました。
親の体調不良もあってUターンを決断し、広島の中小規模のメーカーで約3年間働きました。
そこはニッチな分野でシェアが高く面白い会社でしたので、様々なことを学べました。
自分で言うのも何ですが積極的なタイプでしたので、競合が強くてシェアが低いエリアを担当することになり、お客様から煙たがられるところから始まりましたが、徐々に関係を作ってご契約をいただけるようになり、社会人の基礎を学ぶことができました。
独立をしようと思った経緯を教えてください。
入社して3年が経つ頃、その会社で定年を迎えるイメージが湧かず、新しい事に挑戦したいと考えるようになりました。
そんな中で、大学生の頃に感じていた、自分のアイデアと行動によってお客様を喜ばせたいという気持ちが大きくなって、友人がコンサル会社を起業するタイミングで決断しました。
今のコンサルティングの形になるまでにどのような道のりがあったか教えてください。
新卒採用支援で採用がうまくいくと、入社後の教育の仕事が増え、顧客に寄り添う私の営業スタイルを気に入っていただいた会社から若手営業向けのコンサルティングを依頼されるようになりました。
「CS=顧客満足度向上」から着手したのですが、それが「ES=従業員満足度向上」や「理念経営」へと広がっていき、試行錯誤を重ねる中でお客様に喜ばれるようになり、現在があるように思います。
一番きつかった時期を教えてください。
独立当初の3か月、売上がゼロだったことですね(笑)
それ以外だと、20代で独立して、顧客企業様の社長は私が若いのを承知でコンサル契約をしてくださるのですが、親世代の役員さんと意見が合わないことがありました。
腹が立って夜眠れないこともありましたが、振り返ってみるとそういう人にこちらの想いをどうやって理解していただくかを学べる機会でした。
会社を良くしていきたいという想いは同じなので、ベクトルを合わせるために辛抱強く意見交換することによって、次第に打ち解けることができ良好な関係を築けるようになったことは大きな収穫でした。
一番想い入れのある出来事を教えてください。
大学時代にバーでアルバイトをしていた時に、IT系の社長さんがお客さんとして来られていたのですが、私が起業して少し経った頃に再会しました。
その時にいろいろとお話を聞いていたら、社長ご自身は技術系の方でしたので経営面をサポートして欲しいというご依頼をいただきました。
当時のこの会社は、技術力では競合他社との差別化が難しかったのですが、「能力=仕事力(技術力)×人間力」という考え方に基づいて、人間力の向上に取り組み始めていました。
元気の良い挨拶をスタートにちょっとしたプラスアルファの行動や提案を心掛けることによって、取引先から「同じ見積金額であれば選んでもらえる存在」になり、その後は「少し高くても選ばれる存在」になっていき、結果、コンサルティングを始めた当初20数名だった会社が2000人規模となり東証一部上場を果たしています。