お仕事をされる上で大切にしていることを教えてください。

　暮らしに関わるということは「時間を共にする」ということなので、お客様の人生そのものに携わる仕事だと考えています。

　例えばお家をたてる、ということは人生に何度も経験することじゃないですし、ずっとお客様が住み続けるとなるとかなり責任の大きい仕事だと考えています。そういった責任感を感じながら一件一件携わらせていただいています。

普段から大切にしていることはありますか？

　今年の私の抱負が「心の動く方向にまっすぐに行く」ことに決めていて、こういう時代だからこそ他人軸ではなく自分軸で「自分がどうしたいか」という気持ちをもっと大切にしたいなと思っています。

コロナ禍でコーディネイトのお仕事の内容に変化はありましたか？

ありました。「テレワークのスペースを増やしてくれ」というご要望や、お家時間が増えたからこそ壁紙やカーテンが気になられる方が多くて、「前よりももうちょっといい家にしたい」という意識を持たれるお客様が増えたんじゃないかなと思います。

お客様によってスタイリングの好みはかなり変わってくると考えるのですがどのようにコーディネイトをされるのですか？

　お客様が好きな家を作るのが私の仕事なので、とにかくお客様とお話をして、理想を形にして喜んでもらうということを念頭に置いています。

　ただ例外もありまして、例えば分譲マンションとなると会社側が作ったものをお客様に買ってもらうんです。
　ですのでその場合はまずしっかり「コンセプト」を決めてそれに実際の生活をイメージしながら、イメージに合うものを決めていきます。

今はインテリアコーディネーターが主とのことですが、今後挑戦したいことはありますか？

　気軽にワクワクや暮らしのエッセンスが提供できるお店を広島に作りたいです。

　今、ネットショップで30〜40代の女性をターゲットにし展開しているのですが、その経験を生かしたお店も作りたいですし、別枠でアンティークやヴィンテージ家具を海外から取り寄せて新しいブランドとしてローンチしてもいいのかな、と考え中です。

お店にこだわる理由はありますか？

　小さい頃から“服屋さん”が好きでした。
　親の仕事帰りによく立ち寄っていたお店に行くと「ワクワクという気持ち」をもらって帰ることができました。そんなお店に小さい頃から憧れていた私は、いつか私も自分のお店が持ちたいと思っていました。

　「気軽に」ポジティブな気持ちを提供できるのがお店の最大の魅力だとも思います。
　来る人を選ばず、いろいろな人に暮らしのエッセンスを提供したいです。

なるほど、小さい頃の夢が今に繋がっているということですね。お店を作る上で大切にしたいことはありますか？

　人にワクワクを提供するにはまず自分がワクワクしていないといけないと考えています。だから常に、「インテリアが大好き！」という気持ちを誰よりも強く持っていたいです。

　逆に、インテリアが好きじゃなくなったらこの仕事やめると思います（笑）
　それくらい、熱い気持ちを持っていたいですね。

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