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有限会社西本屋 代表インタビュー02

ガス業界と電力業界が共生する未来

  • 2021/9/22

「恩送りを伝承するため~人との接し方・向き合い方~」
有限会社 西本屋
西本 洋介 代表取締役社長

電力業界に対してどう思われていますか

 自分が西本屋に来た18年前頃はちょうどオール電化が普及してきた時代で、ガスを卸しているお客さんからオール電化に変えたいのですがという問い合わせが多かったです。
 お客さんが今は7,000件ほどあるのですが、その当時は多い時で毎年200件くらいオール電化に変えますという連絡が入っていて、不安に感じていました。
 どうやったらオール電化にしないで残ってもらえるのかなと社員と考えてみて色々試しましたが、効果が出たり出なかったりまちまちでした。

 今も年10件くらいはオール電化にされるお客さんもいらっしゃいますが昔ほどの不安はないです。
 なぜならガスはガスの良さがあると自信を持てるようになったからだと思います。

 オール電化は冷房機能に強くてガスは暖房に強いです。だから、オール電化にしているお家に衣類乾燥機を売り出しており、それをうちの会社ではハーフ電化と呼んでいます。
 今はガスの良い部分をいかにお客さんに伝えてファンになってもらうか、ファンづくりを考えています。

LPガスの今後についてはどう思われていますか

 都市ガスは道路の下に埋まっている太いパイプを通って各家庭に届けられます。一方LPガスはボンベに入れて届けます。この持ち運べるという点はLPガスの強みだと思っています。

 例えば災害時の仮設住宅で都市ガスを使うとなったら、わざわざガス管を地下に通してガスを届けるのでものすごい費用と時間がかかります。
 だけどLPガスだったらボンベを届けるだけで良い!
 災害に強い所が、災害が多い今の世の中にLPガスが役に立てる部分だと思います。

有限会社西本屋さんのSDGsを教えてください

 当社ではガスを使いできるだけ二酸化炭素を出さないようにする家庭用燃料電池(エネファーム)を取り扱っています。
 これはLPガスから水素を取り出し、化学反応させてお湯と電気を同時に作る機械ですが、問題点はまだまだ値段が高くてたくさんの人が利用する事が難しいという点です。

 しかし私個人的にはこの製品は環境に良いものなので、これを普及させていきたいと思っています。
 普及させるためには認知されて販売台数が増えて、商品単価が下がって多くの人に届くようにする必要があります。
 ここに力を入れていきたいですね。

 全て電気にすれば良いわけではありません。互いに住み分けてそれぞれの良さを活かして普及させたいです。

会社概要

社名:有限会社 西本屋
代表名:西本 洋介
住所:広島県広島市東区光町一丁目6-10
TEL:082-263-4154
HP:https://www.nishimotoya.co.jp
事業内容:LPガス供給、ガス関連機器販売、住宅設備機器販売、水回りリフォーム、省エネルギー診断

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『有限会社 西本屋』

「ガスの供給を通じて、豊かで快適な暮らしのお手伝い」をテーマに、ガス器具の販売をはじめ、水まわりのリフォームのご提案や家電製品等、取扱商品を少しづつ増やしています。
お客様の暮らしに寄り添い、住まいのお困りごとを幅広く解決する「縁の下の力持ち」的な存在でありたいと思い、日々の業務を行っております。

HP→https://www.nishimotoya.co.jp



『西本屋は中小企業家同友会に参加しています』

「いかなる状況にあっても安定して発展していける強靭な体質の企業作り」を目指して様々な活動を展開しています。

人、企業、地域が輝く、質の高い経営を目指す、中小企業経営をする仲間がここにいます。

HP→https://www.hiroshima.doyu.jp/

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