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有限会社大蔵笑 代表インタビュー03
お客様への想いと若者へのメッセージ
- 2021/3/17
「ワクワクを創造し続けるコミュニケーションを大切に」
有限会社 大蔵笑
中本 真吾 代表取締役
いつ頃から、そのような考えをするようになったのでしょうか。
恩送りということを大事にしているからですね。
19歳の時、車を運転していて2台の車に後ろから追突した経験があります。片方の車の運転手が少々こわもての若い方で、社長を呼んでくると言われ、このままお金をむしり取られるのでは、と恐怖を感じていました。すると、そこに軽トラックに乗った相手方の社長さんが来られ、
社長「保険に入ってるか」
中本代表「はい。」
社長「固いものは走れば凹むことがある、気にしなくていい。」
中本代表 「えっ!!ありがとうございます。」
社長 「で、君は仕事は何をしているの・・・……」
中本代表 「劇団に通いながらガソリンスタンドでアルバイトをしています。」
社長 「劇団員という事は、公演とかするのか?」
中本代表 「来月本番があります」
社長 「チケットはいくらか?」
中本代表 「1枚3000円です。」
社長 「わかった。20枚買おう!」
中本代表 「えっ、ありがとうございます。」
という事で、6万円分のチケットを購入していただきました。
その社長さんの影響を受け、いつかは、自分もそのような立場になったら、
「固いものが走れば凹むこともある」
と言おうと心に決めていました。
すると、10年後に企業のワゴン車が運転中の電話&わき見運転で、私の車の横っ腹にぶつかってきました。そして
「固いものが走っていたら凹むことがあります、気にしないでください。」
と言うと、相手の運転手さんにもその会社の社長さんにも驚かれました。
その後、車は保険で綺麗に直していただいて、更にはその会社のビデオを制作させていただきました。それもドラマ仕立ての大がかりなものでした。
こんな嘘のような話がたくさんあるんです。
されて嬉しかったことを自分もする、プライベートでも仕事でも恩を送りあえることで好循環が起こると思いながら、楽しく過ごしています。
お仕事の時に大切にされていることはございますか。
クライアントさんの魅力を引き出すことを大事にしています。
テレビCMを流したいと来社された方からお話をお聞きすると、実はテレビCMを作るより、番組に出演してサービスの中身をきっちり伝えた方が良かったり、社員さん総出でイベントをしたり、商品の紹介やリクルートの映像を作ったりした方が良い事もあります。
最後に若者へのメッセージをお願いします。
“面白いと思ったことはやってみる“ということですね。
「人はやったことは後悔しないが、やらなかったことを後悔するんだ」という言葉がありますが、若い時はやってみることが本当に大切だと思います。
私も25歳で会社を作ったときに「何ができるんだ」というお言葉をもらったことがありました。
しかし、当時挑戦した自分がいるから後悔していない今があると思います。
インタビュアーより
出会った人のご縁を大切にしながら、ワクワクを届け続ける中本代表。今回はインタビュー後、広告の収録現場にも同行させていただき、貴重な体験をさせていただきました。面白いと思ったことに挑戦し続けているから今の私がいるという考えに感銘を受けました。
中本代表、今回は貴重なお時間いただきありがとうございました。
河野裕樹
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会社概要
代表名:中本 真吾
住所:広島市中区本川町2丁目4-30 Renoビル3・4F
TEL:082-942-3703
HP:http://www.ohkura-show.com
事業内容:コミュニケションデザイナー、CM・映像制作、広報代理業務、広告デザイン、広報室代行