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【特別企画】IWP広島 徳本剛一&IWP愛媛 石原新也 代表者対談 前編
- 2020/2/29
約半年前に徳本代表から一通のメールを頂き、何度かお会いするたびに、徳本代表のひたむきな情熱に心を動かされ、広島でのINTERVIEW WITH PRESIDENT(以下、IWP)の開設ならびに運営をお願いすることになりました。
この春、社会貢献に意欲を燃やす経営者さんが誕生したことを嬉しく思います。
株式会社ビオトープ 代表取締役 石原新也
IWPの運営者としての心構え
学生が社会をより深く理解できる仕組みとしてのIWP
徳本 ファーストコンタクトからの半年間IWP愛媛を拝見させて頂きましたが、営利目的ではなく、若い学生をサポートしながら会社の認知度・信頼度を高めるということに非常に興味を持ちました。とても素晴らしい取り組みだと思います。 そもそもIWPはどのような理由で生まれたのでしょうか?
石原 我々が学生の時はインターネットも携帯電話もなく、足を使って人と会わなければ情報を得られませんでした。そもそも大人と学生が直接交流できる場がありませんでした。
それが今では、SNS上で繋がったりHPの問い合わせから簡単にメールを送ったりでき、様々な情報にも簡単にアクセスできます。
むしろ、得られる情報が多すぎて取捨選択や最適化が間に合わず、上辺だけで理解したつもりになる学生がほとんどです。
IWPができた理由もそこにありました。就職活動に必要な最低限の情報は持っていても、全く活かしきれていないのが今の学生の現状です。業界、企業、職種の名前は知っていても詳しい業務内容まではわからないので、社会とのミスマッチが生まれ離職率の高さにも繋がっていると考えています。
学生というある種特権的な立場だからこそ、経営者が無償の愛をもって学生のために時間を取り、協力して頂けているので、IWPの企画が成立し得たのです。
考えてみてください。大学を卒業したばかりの新社会人が経営者と2人きりの時間を過ごせると思いますか???
インターンシップ活動ができる大学生のうちに、経営者さんから今の社会や興味ある業界などの現状をより深く聞き出せるような場を作りたいと思い、IWP愛媛を立ち上げました。
より実践的な経験をさせることが成長への第一歩
徳本 学生さんをマネジメントしていくことの難しさについて教えてください。
石原 私はインターンシップの学生さんに対して、現場に出るまでの準備期間中は上場企業の社員研修レベルで教えています。その後は学生さんに合わせ、PDCAサイクルを回しながら小さな成功を積み重ねさせることを意識しています。
経営者さんに訪問するのは学生本人だけ、誰も助けてくれない中でこそ、新たな学びの種に気づくことができるのです。
また、今の大学生の大半がアルバイトをしていますが、それは時給という形で時間をお金に変えていることになります。
しかしIWPでは時間をお金に変えるのではなく、経営者さんとのやり取りの中で生まれた信用や期待の結果として、経営者さんから広告料として頂く2万円の価値を実感してもらい、同時に自分でお金を得ることの責任を知ってもらいたいと考え、結果が分かるような企画設計にもしています。
学生さんの結果、すなわち成功事例を作り続ける仕組みを提供していくことが一番の難しさです。
経営者にフォーカスを当て、社会貢献にもなるIWP
徳本 今までの話は学生側に対してのものでしたが、対経営者という視点でのメリットは何でしょうか?
石原 運営側のメリットで一番大きいのは、学生支援の企画として社会貢献になっていることですが、経営者にフォーカスを当てられるという点でも社会貢献の一環になっています。
一口に経営者といっても大企業・中堅・小規模とあり、全ての経営者さんがインタビュー形式の媒体に取り上げられるわけではありません。またメディアもより認知度のある企業に取材に行きがちです。
それが悪いというわけではありませんが、広島にしても愛媛にしても、小規模でも良い会社や良いサービス・高い能力を持っている経営者が沢山いるのに、なかなかフォーカスが当たらないのが現状です。
そういった魅力ある経営者さんを取り上げて記事にすることで、多くの方に知ってもらえるIWPは、経営者にとっても大事なPRの場と言えます。
学生・経営者・運営者がそれぞれ成長できる企画を目指してほしい
徳本 IWPの記事を読んでいくと、私も改めて気付かされるものがあり、背筋が伸びる心持ちがします。
学生と接したり出来上がった記事を読んだりする中で、自分の人生を振り返ったり新しく気付くことができるのもまた、IWPの非常に興味深い特徴だと思いますがいかがでしょうか?
石原 IWPの記事は、経営者さん本人だけでなく社員や取引先、ご家族の方々にも読まれていますので、学生さんには誰にとってもマイナスな内容になってはいけないということを理解してもらって記事起こしをしてもらっています。
大事なのは、学生ならではの視点・エネルギーが入ることにより、文章が荒削りになる代わりにフレッシュさが伝わるようにしていることです。
学生さん自身が学び・成長の場とするのは勿論のこと、インタビューをされる経営者さんや私自身も、学生と関わることで刺激を受け、教えられたりすることも多々あります。
IWPに関わる人はみんなそうやって成長できていくんだろうなと感じています。
徳本代表にはIWPに強く共感して頂いていますが、IWP広島の運営はとても大変だと思いますよ。
徳本 大変なのは覚悟しています。それでも学生と経営者が二人きりでお話しする機会はまず無いでしょう。
無い物を作るからこそ難しく、またやりがいも感じています。今からワクワクします。
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