人生のターニングポイントを挙げるとするとそれはいつでしょうか。

　母親から自分の保険を引き継いだ時ですね。
　高校生の頃も大学生の頃も、自分が保険屋さんになるなんて微塵も思っていませんでしたし、もっと言うと就職した後も思っていませんでした。

今まで「1番の挑戦」を教えてください。

　化学の研究職から外資系生命保険会社に転職したことです。
　言い換えれば、「振り込み」から「フルコミ」の世界に変わったことです。

　喩えるなら「高校まで卓球部だった人間が、プロ野球の世界に飛び込む」みたいな気持ちでした。

小原様の今後の目標を教えてください。

　一人でも多くの人に十分なマネー教育を普及させることです。
　アメリカ人は30年で資産を3倍にしていますが、対して日本人はお金のために老後も仕事をしています。これは日本人が十分なマネー教育を受けてこなかったからなんです。

　なのでこれから深くかかわる企業やその社員の方々には、正しいマネー教育を提供したいと思っています。

最後に、若者に向けてのメッセージを頂けますか。

　2つあります。
　1つ目は、「チャレンジしてほしい」ということです。
　2つ目は、「貴重な財産を持っていることに気づいてほしい」ということです。

　財産というのは「時間」です。

　若者には失敗しても何度でもやり直せる時間があるんです。50歳で大きな失敗をした人と20代で大きな失敗をした人とでは世間の目も違います。
　周りが応援してくれる20代のうちにたくさんチャレンジして、たくさん失敗してください。
　人生はトライ＆エラーの連続です。失敗を認めてください。失敗を恐れないでください。

　皆さんの今後のご活躍を楽しみにしています。

インタビュアーより

「興味を持ったことには、とことんのめり込む」という性格の元、幼い頃には想像もしていなかった保険屋さんとして第一線で活躍されている小原様。
その活躍の裏には、数知れない努力と熱い情熱がありました。
表情、言葉選び、喩え話、どれをとってもその一つ一つに「話し相手への細やかな配慮」を感じました。
小原様のこのような考え方を見習って、私自身4月から社会人生活をスタートさせたいと思えるそんなインタビューとなりました。
小原様の今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。

小原様、この度は貴重なお時間を頂きありがとうございました。

河口 野歩

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