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kicho 星野代表インタビュー03
作品を相手に届ける楽しさと仕組みを学ぶこと
- 2024/2/9
「飾るパワースポット。開運書画で相手に想いを届ける書道家。」
kicho
星野喜蝶 代表
活動していくうえで気を付けていることやこだわりなどありますか。
自分の気を落とさないことですね。夜だけじゃなく朝もお風呂につかることでじっくりと自分の気を上げていったり、それに神社に参拝したりなど、普段から気を上げるようなことを意識して行っています。
学生時代にやっておけばよかったと感じていることはありますか。
「売り方」を学んでおくことです。
書く技法や歴史などは授業でも習いますが、自分が書いたものをどうやって世に出すのか、「世間への出し方」これが1番大事なことなんじゃないかなと思います。
作ったものをどのように発信するか、いかに届けるか、そこを学んでおけばよかったです。
皆が書道の世界から離れてしまうのは、書道で収益を得ることが出来ないと思ってるからなんですよね。
だからこそちゃんと作品が世に届けられて収益になる、それが励みになってまた新たに作品を生み出せる、この仕組みを知っておきたかったなと思います。
売り方が分かれば売れる、しかしそのやり方を教えてもらうことはなかったし、書道の世界とはそういうものなんだと不思議に思っていませんでした。
作品展に出品はできるけど、自分の作品の値段の付け方やはわからない。どこで誰に向けて売るのか、どうすれば売れるのか、そういった考え方すら出来なかったんです。
そんな届け方を学生のうちに学べていたら違ったのかなと思いますね。
書道人口が年々減少していますが、どのような想いで活動されていますか。また、そんな現状をどう思いますか。
私は、筆を持つ者同士はライバルではなく仲間になって欲しいと思っています。
ライバルだとどうしても相手を落とすことを考えますが、そうじゃないんだということが伝わって欲しいです。
独りよがりにならず、相手に届ける楽しさを知って欲しいですね。パソコンや携帯電話の普及により、手書きの必要性が減少し、更に書道離れが著しい現状を受け止めています。
そのような中では書道人口の数よりも深さが大切になっていくと思いますが、肝心の学生時代に書道をやってきたのに20代・30代の就職先になってないですよね。
書道を必要とするお仕事が減っている中、希少性が高まる分野だと思うので、自己プロデュース力を付けて表現したいもの届けて欲しいと思います。
一般の会社員と比較して収入面はどのようになっているのでしょうか。
食べてはいけますが、正直な所、安定はしてないです。先日フジグラン広島で13日間の作品展を開催し、作品の売り上げは190万円ありました。私にとってそれは良かった数字なのですが、新卒社会人の方が同じことはできませんよね。
結局はどちらが良いかということです。私は自分の好きなことをして自分で稼ぐのが合っていると思っているので、今のスタイルを続けていきたいです。そしてその売り上げを次のやりたいことに使っていきます。
海外でリサーチをかけた際、国内とのギャップはありましたか。
作品の色合いなど、日本で受けれられる物と海外でヒットするものにはやはり違いがあります。さらに、その土地その土地のニーズに合わせて作らないと売れないなと思いました。
それに、「売る」ことと「輸出」でもまた違ってきまして、そこでのハードルは感じました。
しかし例えば日本酒とセットで売るなどして、自分1人ではなく、他の人や企業と協力する事で世界に出ることは可能だと感じました。要はやり方次第ですね。
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会社概要
代表名:星野喜蝶
住所:広島県広島市安佐南区東野3丁目14-25大原マンション102
TEL:080-3887-5858
HP:https://hoshinokicho.jp/
事業内容:作品展・書道パフォーマンス・運気のサブスク・オーダー受注