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株式会社酒商山田 山田代表インタビュー03
背中を見て育ったものは
- 2023/5/26
「「日本酒文化の多様性を守り、発展させる」それが酒商山田の使命」
株式会社 酒商山田
山田淳仁 代表取締役
ご自身が経営者として現在息子さんと接する時心がけていることは何かありますか?
私には3人の子供がいますが、5年半前に長男が広島に帰ってきて入社してくれました。
長男との関係で心がけている事は、冷静に意見交換するという事です。
その理由ですが、私と父は、時折意見の食い違いで言い合いになったことがありました。その時の経験から、「長男と経営や仕事の話をする時には、冷静に!」を心がけています。
現在、長男は社内では専務として東京に在住し、首都圏事業部のかじ取りをしています。東京での仕事はお客様の数も多く、大変な事も多いと思いますが、いい経験ができると同時に自信もつくと思います。
親として息子には大きく成長して欲しい。祖父の時代からの創業の精神を受け継ぎ、理念を共有し、次の時代のビジョンを描き、会社や業界を引っ張り、社会の役に立つ会社にしてもらいたいと願っています。
山田様自身は、お父様から受けた影響はあるのでしょうか
父は厳格でした。また責任感が強く、とにかく一所懸命、誠心誠意尽くす人でした。銀行マンでしたが若いながら責任ある仕事を任され、やりがいのある日々を送っていました。
当時、家業の酒屋は祖母と母が切り盛りしていましたが、その祖母が病に倒れ、父は家業の酒屋に戻らざるを得なくなりました。
銀行を退職してからは、父は銀行時代の20年を取り戻すために身を粉にして働き、規模を事業を引き継いだ時の7倍にしました。父がもし中途半端なことをしていたら、私も家業の酒屋に帰ろうとは思わなかったと思います。
その父は53歳で病に倒れ、翌年の1990年に私が家業に戻りました。父は仕事の第一線から身を引き、私の好きなようにしたらいいと言ってくれました。その後の経営は資金的にも精神的にも厳しい状況にありましたが、その都度父はバックアップしてくれました。
父はよく働きましたが、私も前職の時も現在もよく働きます(笑)。長男は、「父さんはワーカホリックだ!」といいますが、私は酒屋の仕事や経営が好きなのです。
自分の仕事が好きな人には敵わない、と言われますが、私は酒屋で日本の酒の魅力を伝え広めることが天職だと感じています。
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会社概要
代表名:山田淳仁
住所:広島県広島市南区宇品海岸2丁目10番7号
TEL:082-251-1013
HP:https://sake-japan.jp/
事業内容:日本の酒(日本酒、本格焼酎、日本ワイン)の販売