美容業界に入ったきっかけを教えてください

　友人に誘われたことがきっかけです。
　36年前のバブル時代、エステがちらほらでき始めた頃はまだまだ認知度が低く「ちょっと怪しい感じ・・・」がしていました。
　私は行くつもりはなかったのですが、肌を気にしている友人がいて、その子のカウンセリングに招かれざる客としてついていきました（笑）。
　そこで彼女を担当したカウンセラーの女性との衝撃的な出会いにより今に至ります。

　元々は美容部員になりたかった私ですが、両親がそういった派手な業界は反対してましたので、第二希望の建築事務の仕事に就いていました。 しかしもともと美容には興味があったので、出会いをきっかけに2年6か月で前職を退職し、今の業界に入りました。

建築業界からエステ業界に切り替える上でどんな苦労がありましたか？

　やはり両親からの反対です。
　前の会社は誰にも相談せず退職願を出しました。支店長には「ご両親は知っていますか？」と聞かれ、「知ってます」と嘘をつきました(笑)

　私が美容の仕事に進みたいと両親に話したとき　特に母親は非常に硬く古い考えの人でしたので、「絶対反対」でした。
　ある日仕事から帰宅すると、農薬が入ったグラスが並んでいて「これ以上心配をかけられるのだったら死んだほうがマシ！一緒に死のう」みたいな・・・
　それくらい厳しかったです。

　私も二十歳になっていたので両親にこう伝えました。「自分の道だから、自分が決めたい」って。
　私はどうしてもこの仕事がしたかったのです。上司を見て「こんな人になりたい、こんな仕事をしたい、充実した一日を送りたい！」という風に思えたので、親に反抗してまで美容の道に進ませていただきました。

迷ったときはどなたかに相談をしましたか？

　事務職から美容の会社に入るとき、一人相談した方がいます。その方に、「転職することをどう思う？」と聞きました。
　「会社というのは、その会社を良くしたいと思う人の集まりでないといけない。美子ちゃんはすでに気持ちが美容に行っているでしょう。じゃあ、あなたは今の会社にいる必要はない」と言われて「あ、なんかすっきりした！」って思いました(笑)　
　会社で働くとは、その会社を良くするために働くことなんだということを学びました。

グレース・スピリッツという店名の由来を教えてください。

　グレースは「品がある」「気高い」という意味で、スピリッツは魂です。つまり「気高い魂」ということです。
　大阪にあるグレーススピリッツというお店のオーナー様から名刺をいただいた時、凄く綺麗な名前だと思い、次のお店の名前は「グレーススピリッツ」にしたいと決めて許可をもらいました。

　ロゴは、女性はいつまでも可愛らしく純粋で、赤ちゃんのように卵のようにきれいなお肌でいたいものだという意味を込めてこのロゴにしました。
　また、ロゴのピンクと黄色と水色は「内・外・心」で、それぞれ内面美容、外面美容、そして心の健康を意味します。前の会社からのコンセプトを受け継ぎました。

　素敵な人は内外心のバランスが取れている人のことだと思っています。なのでバランス感覚の素敵な人をこのお店から生みだしたい、スタッフや私自身がそうありたいと思っています。

自社の強みを教えてもらえませんか？

　スタッフが一番の強みです。
　弊社が大切にしているのは「明・元・素」、明るく元気で素直にということです。

　「明るい」とは何でしょうか。笑顔なのは当然として、プラスのことはプラスで、マイナスもプラスで返せるようなことが明るいということなのかと考えています。まだ答えはわかりません。
　「元気」とは、自己管理ができ「休まない」こと、元気な声であいさつができる自分であることです。
　「素直」とは取りあえず受け入れて、即行動に移せるかですね。

会社概要

ビーエルシー.株式会社 【PR枠】