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株式会社木貞商店 代表インタビュー03
仲卸業の中に見える経営の面白さ
- 2021/5/27
「好奇心から始まった経営~失敗を恐れずとりあえずやってみよう~」
株式会社 木貞商店
池田 志帆 代表取締役社長
市場では男性が多い印象がありますが、女性ならではの苦労はありますか。
生まれた時から市場にいたからか特に男女の違いを意識したことはありません。両親や周囲の人たちが「女の子だから」という育て方をしなかったからかな?とも思います。
月経などによる女性特有の体調不良については、朝早いと苦労するかもしれませんが、早起きも早く寝れば大丈夫なので問題はないです!(笑)何事も前倒しが大事ですからね。
仲卸業をしていてどのようなところにやりがいを感じますか。
やっぱり見ていて面白いところです。毎日見るものが違いますから。例えばキャベツ一つとっても産地や品種もいろいろあり、産地ごとに品質も違うし、時期によっても年によっても違ってきます。組み合わせが多種多様な点が面白いです。その中で一番いいものを見つけていくのが楽しいですが、これはきついと言えばきつい作業でもあります。(笑)
市場の中に同業他社が多いですが、御社が他と比べて意識していることはありますか。
商品はもちろん、情報も新鮮であることです。お客さまが欲しいものを売る、そのために値段と品質など、お客さまが求めているちょうど折り合いのつくものを見つけてきます。
これは情報合戦の“推理力”ですね。いかに速くどういう情報を掴んでおくか。他より1秒でも早く情報提供できれば、売ることができますから。
情報合戦とお伺いしましたが、情報提供をするのに大切にされていることは何ですか。
青果物を好きでいることは大事なのかなと思います。
今野菜が売れないのは使い方を知らないからだと思います。
例えばみょうがをポンッと渡されてもどうやって使えばいいかわからない。そこで、ただ切って豆腐の上に乗せるだけではなく、トマトやかつお節と合わせて食べると美味しいことも伝えるんです。そうするとお客さまから食べたくなってきた。と言って頂けます。
これは青果物自体を好きでいるからこそ出てくる情報だと思います。
青果物の仲卸をしていてどんなところに魅力を感じますか。
いろんな学問が組み合わさっているところかな。情報を得るのには心理学も使いますし。
お客さまと少し話すだけでもたくさん情報を得ることができます。例えばしめ飾りに使う「橙」がありますよね。この橙は昔、醤油と絞り汁を合わせてポン酢を作るのに使用していたそうです。
これをお客さまから聞いて。そっか。ポン酢ってこうやって作るのか。と改めて気づいたし、この中に化学も関わっています。果物は育つ場所も関係あるから地理学も関係してきますね。そういうところが面白いです。
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会社概要
代表名:池田 志帆
住所:広島県広島市西区草津港一丁目8番1号 広島市中央卸売市場 青果133
TEL:082-279-2285
事業内容:広島市中央卸売市場内の青果仲卸業。主に広島市内の量販店、小売店、飲食店、ホテルへ旬鮮やさいを納品。
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