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株式会社木貞商店 代表インタビュー05

広島の卸売をさらに盛り上げるために経営者としての想い

  • 2021/5/27

「好奇心から始まった経営~失敗を恐れずとりあえずやってみよう~」
株式会社 木貞商店
池田 志帆 代表取締役社長

経営の上で大切にされていることはありますか。

 悲しい人を作らないこと。
 勝ち負けじゃないけど、人を蹴落としてまで仕事をするのではなくて、できればみんなが笑顔で仕事することです。

 人のものを奪っていくのではなくて、みんなで事業を良くしていくこと。みんなで幸せになる方法を考えたいと思っています。

経営者になられてから一番挑戦したことはありますか。

 内部統制ですね。社員が心地よく仕事できる環境を整えるために日々試行錯誤中です。

 仕事がスムーズに回らないことがあって、これだとお客様からの信用にも関わってくるので、コミュニケーションの場を多く設けましたね。
 人間は16タイプいると言われていて、1つの言葉を聞いても16人は違うことに受け取る。だからその人に合った言葉を見つけていかなければならないと感じていました。

経営者にとって必要なことは何だと思いますか。

 俯瞰力だと思います。細かい点に気を配ることも大切だけど、上の方から全体をざっくり見ることも大切だと思います。偏りが多いと矛盾やずれが生じるからですね。

 先ほどのコミュニケーション間のトラブルでもそうですが、一方の見える意見だけに耳が傾かないように、その人の背景や周りにいる人も考え想像する、俯瞰力が大事だと思います。

今後の目標を教えてください。

 広島を物流拠点にするために青果物の卸売業者が気持ちを一つにすることです。

 広島市中央卸売市場を10年以内に建て替えようと言って3年が経とうとしています。建て替えるからには、今よりも良い状態にならなければと考えています。
 そのひとつとして、広島を物流拠点にするという目的を設定する。目的達成のためには、青果物の卸売店が一つにならないとほかの地域に飲み込まれてしまうと考えています。

 日本全体を盛り上げるためにも、まずは広島から元気にしたいです。いろんな人と力を合わせたらできるんじゃないかと思います。

最後に若者へのメッセージをお願いします。

 いっぱい失敗してください。失敗して当たり前と思いすぎるのは良くないけど、失敗を恐れないで、なんでもチャレンジしてほしいです。
 やってみんちゃい!やったもん勝ちだよ。やらなかったらずっと残るから、やらない後悔よりやった後悔がいいと思います。

インタビュアーより

 誠実に。という昔からの教えが経営にも池田社長自身にも感じられるインタビューでした。
 幼いころからとても明るい性格の方なのだなと感じました。その好奇心旺盛な明るい面が経営や子育てにも反映されていて、何事も楽しみ、良い方向に考えることが物事を前に進めるために大切なのだと感じました。私も考え悩むばかりでなく、試してみてその中に面白さや楽しさを見つけて生きていきます。
 数年後広島市中央卸売市場がより一層盛り上がること、お子様が成長されることをとても楽しみにしています。

 池田社長、この度はお忙しい中貴重なお時間を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。

山田佳奈

会社概要

社名:株式会社 木貞商店
代表名:池田 志帆
住所:広島県広島市西区草津港一丁目8番1号 広島市中央卸売市場 青果133
TEL:082-279-2285
事業内容:広島市中央卸売市場内の青果仲卸業。主に広島市内の量販店、小売店、飲食店、ホテルへ旬鮮やさいを納品。

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